【飲食店】6つのポイントで人手不足を解消!求人のコツや対策方法もご紹介
新型コロナウィルスの感染拡大により打撃を受けている観光業や飲食業を支援するため、政府は需要喚起策として「Go To キャンペーン」を実施しています。
2020年7月には、国内旅行を対象に旅行代金の半額相当を支援する「Go Toトラベル」が東京を除く地域でスタートしました。
10月からは東京も提供地域に追加され、さらに飲食店を対象とした「Go To Eat」がスタートします。
この新しくスタートした「Go To Eat」はどのようなキャンペーンなのでしょうか。
「Go To Eat」とは、新型コロナウィルスによって売り上げ不振に陥っている飲食店を救済するため、国によって取り組みを行っているキャンペーンです。
7月に開始された「Go To トラベル」に続き、10月1日より「Go To Eat」も開始されました。
支援内容は、大きく以下の2つに分けられます。
①地域の飲食店で利用できる「プレミアム付食事券」
②オンライン予約サイトで予約・来店した方に、次回以降使えるポイントを付与
どちらも飲食店をお得に利用できるというものですが、内容や利用方法が異なります。
それぞれの内容やメリット、デメリットについて詳しく説明します。
「プレミアム付き食事券」は各都道府県で発行され、その地域の飲食店で利用できる食事券です。販売額の25%を国が負担してくれます。
販売額の25%を国が負担するため、購入金額によってお得になる金額が異なります。
例)10,000円分の食事券であれば8,000円で購入可能
⇒2,000円お得
20,000円分の食事券であれば16,000円で購入可能
⇒4,000円お得
まとめた金額を購入することによって、より大きな値引きを受けることができます。
「プレミアム付き食事券」は各都道府県が発行しているため、購入場所も自治体によって異なります。
主にコンビニ、郵便局、スーパーなどで購入が可能ですが、地域によっては商工会の窓口などで購入することができます。
各都道府県の情報については、下記の農林水産省の資料をご確認ください。
■注意点
・おつりは出ない
・地域によって開始時期が異なる
・1回の購入額の上限は20,000円
※エリアによっては、8,000円単位での販売となり、購入上限が16,000円分までとなる場合もあり
■利用期限
販売;2021年1月末
利用:2021年3月末
「オンライン飲食予約の利用によるポイント付与」とは、指定されたオンライン飲食予約サイト経由で予約・来店をすると次回以降使えるポイントが付与される、というキャンペーンです。
ランチの時間帯では500円分、ディナーの時間帯(15時以降)は1,000円分のポイントが付与されます。
1人最大1,000円までのポイント付与、と上限が決まっていますが、回数制限はないため繰り返しキャンペーンを利用することでお得に飲食を楽しむことができます。付与されたポイントは同じ店舗だけではなく、キャンペーン参加飲食店であればどこでも利用可能です。
■注意点
・ポイントの付与上限は、1回の予約につき10人分(合計の上限10,000円)
・カラオケ・スナック・接待を伴う料亭などは対象外
・テイクアウト・デリバリー専門店は対象外
・地域によって開始時期が違う
・ポイントを下回る飲食については対象外
■利用期限
販売;2021年1月末
利用:2021年3月末
ポイントは、下記予約サイト経由で予約を行うことで付与されます。利用してからポイントが付与されるまでの期間は、7日~1ヶ月程度と言われています。付与されるポイントも予約サイトによって異なり、独自のキャンペーンを実施している予約サイトもあるのでチェックしてみてください。
ぐるなび・食べログYahoo!ロコ 飲食予約・一休.comレストラン・EPARK・EPARK グルメ・HOT PEPPER グルメ・favy・トレタ・オズモール・Retty・LUXA・ヒトサラ・Chefle・大阪グルメ
予約サイト | 付与されるポイントの種類 | その他キャンペーン |
---|---|---|
ぐるなび | ぐるなびポイントで還元 | 楽天ポイント最大12,000ポイントプレゼントキャンペーン |
食べログ | Tポイントで還元 ※食べログのネット予約でのみ利用可能 |
|
Retty | Rettyの予約でのみ使える ポイントで還元 |
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一休.com | 一休.comの予約でのみ 利用できるポイントで還元 |
一休ポイントを即時利用することで10%割引 |
オズモール | オズモールの予約でのみ利用できる ポイントで還元 |
|
ヒトサラ | ヒトサラの予約でのみ利用できるポイントで還元 | ヒトサラPOINT 3倍付与 |
飲食店が「Go To Eatキャンペーン」に参加するためには、日本フードサービス協会と全国生活衛生同業組合中央会が5月に取りまとめた「外食業の事業継続のためのガイドライン」を遵守し、しっかりと感染症対策を行うことが絶対条件です。
「Go To Eat」に参加する飲食店は下記の感染症対策を徹底すること、また利用者にそれを周知することを義務付けられています。
参照:「GoToEatに参加する飲食店が守るべき感染症対策」
感染症対策をしっかりと取り組んでいることを条件として、ネット、または郵送でキャンペーン参加を申請することができます。
対象店舗になるためには加盟店登録が必要です。専用Webサイトから、もしくはFAX、郵送での登録申請が可能です。
申請後、募集資格に基づき審査を行い、承認されれば加盟店になることができます。申請した全ての店舗が加盟店になれるとは限らないため注意が必要です。承認後、取扱いマニュアルやポスター、ステッカー、換金伝票などの参加キットが各自治体から配布されます。
申請方法や申請先は地域によって異なるため、詳細は各自治体までお問合せください。
グルメ予約サイトで予約をしたユーザーのみが利用できるキャンペーンのため、対象の予約サイトに登録する必要があります。予約サイトによっては送客手数料が発生するため注意が必要です。また、手数料の金額や入金頻度やタイミングなどもそれぞれ異なります。詳細は農林水産省の専用サイトをご確認ください。
「Go To Eat」キャンペーンは、コロナ禍で打撃を受けている飲食店を救済するための支援策です。飲食店への需要喚起策としてその効果が期待できます。
しかし、プレミアム付き食事券は飲食利用と支払いにタイムラグがある点、オンライン飲食予約は新たにグルメ予約サイトに登録する手間や送客手数料を支払わなくてはいけない点など、飲食店にとってデメリットがない訳ではないため、参加するか否かはよく考える必要があります。
参加する場合は「Go To Eat」の参加店舗であることをアピールし、どれだけお得になるかを具体的に示し周知するとより効果が得やすくなると思います。
これからの忘年会、新年会シーズンに向け「Go To Eat」を賢く有効に活用していきましょう。