ターゲットに刺さる!販促に効くキャッチコピーの作り方・コツ

スマートフォンの画面を射抜く矢

販促物をアピールするために効果的なのは、相手の心に響くようなキャッチコピーを作ることです。キャッチコピーは、ターゲットとなる相手と販促物の最初の接点になります。キャッチコピーでどれだけターゲットを引きつけられるかが、販促を成功させるカギといえるでしょう。たとえ、販促物に対する思い入れを込めて作ったキャッチコピーであっても、ターゲットの心に響かなければ意味がありません。そこで今回は、販促に効果的なキャッチコピーの作り方・コツについてご紹介します。

語り掛ける相手を特定する

ターゲットオーディエンス

誰が見ても「良い」と思えるキャッチコピーを作るのは、なかなか難しいことです。万人受けするようにキャッチコピーを作ろうとすると、個性を発揮しづらくなり、結果として「魅力がない」とターゲットに感じさせてしまう可能性もあります。

例えば、「みんなが元気になる○○ドリンク」や「誰でも英語が話せるようになる○○DVD」などの表現は、すべての人を対象にしているため、陳腐に聞こえてしまいがちです。
キャッチコピーを考える際は、まず商品を手にしてほしいターゲット層を限定することを考えましょう。ターゲットを絞り込み、ある一定の客層に語り掛けることで、キャッチコピーが魅力的に聞こえるのです。先ほど挙げた例も、「40代の女性が元気になる○○ドリンク」や「小学生でも英語が話せるようになる○○DVD」というように、ターゲットをより明確にすると心に刺さりやすいキャッチコピーとなります。

金額や割引率を強調する

セールの看板
金額や割引率をキャッチコピーに明記することも、販促につながる方法です。「○○が2万円!」、「今なら30%割引中」など、具体的な数値が入ったキャッチコピーは相手の心に響きやすいといえます。
また、無料で提供する品物の場合は、しっかりと「無料」の言葉を前面に出してください。「○○を差し上げます」とうたうよりも、「無料で○○をご提供!」とした方がターゲットはメリットを感じやすいのです。
大々的に「無料」と書くと、あまり品が良くないと思うかもしれませんが、ターゲットにとっては魅力のある単語に違いありません。

商品のメリット、希少価値をアピールする

「その商品を使用したらどのようなメリットがあるのか」を明確に伝えているキャッチコピーは、ターゲットの目にもとまりやすいためおすすめです。
例えば、「子供用に開発した割れにくいコップ」というキャッチコピーと、「落としても割れない、子供が使っても安全」というキャッチコピーがあるとします。この場合、商品であるコップのメリットは「割れない」になるでしょう。
前者の場合、コップのメリットは「割れにくい」とだけ表現されています。それに対して後者は、「落としても割れない」のように、動作とともに「割れない」というはっきりとした表現を使用しています。
このように、商品のメリットを具体的に入れ込んだ方が、商品を利用することで得られるメリットをターゲットが鮮明に想像できるのです。

また、「限定」という希少性のある言葉を用いて、ターゲットに「今回を逃すと一切手に入らないかもしれない」と感じさせる方法もあります。「明日までの限定販売!」「1日10個まで」「当店だけの限定商品!」など、希少価値をアピールすることでより多くの方が商品に興味を持ちやすくなるのです。商品に対しての興味を引き出せれば、購買意欲を高めることにもつながるでしょう。

おわりに

商品のキャッチコピーが魅力的でないと、ターゲットに興味を持ってもらえない可能性があります。しかし、キャッチコピーの文字数にも限りがあるでしょうし、伝えたいことをすべて盛り込むのは難しいかもしれません。もしもキャッチコピーの作り方で悩んだ際には、今回ご紹介した「ターゲットを絞り込む」「金額や割引率を入れる」「商品のメリット、希少価値をアピールする」などのポイントをぜひ参考にしてください。
魅力的なキャッチコピーを作り、商品の販促を成功させましょう。