ネットショップ・EC|知っておきたい経理のキソ(会計・帳簿など)

PCと買い物カートのマーク

いざ、ネットショップを始めよう!と思い立ったとき、高いハードルに感じられることといえば「会計処理の方法や帳簿の付け方」ではないでしょうか。商業系の学校で簿記などを学んだ方ならできるかもしれませんが、経理初心者にとっては大きな関門です。
そこで今回は、会計や帳簿に関する「経理の基礎」をご紹介します。

そもそも「経理」とは?

まずは、お仕事として商売をする場合の「経理」とは、どのようなものかについて簡単に見ていきましょう。

経理ってどんなもの?

経理とは、会社や商店の経営で重要な「利益(儲け)」や「資産(資本)」を生み続けるために、収支についての管理を指します。具体的にいえば「入出金などのお金の流れを数値化し、正確に管理すること」です。

「経理」は「会計」の一部

「経理」は、つまり「会計」と同じものと、考える方も多いかもしれません。しかし、厳密にいえば同じではありません。経理と会計はあくまで「似て非なるもの」であって、会計という大枠の中に経理があると考えましょう。
日々の帳簿を付けることは、経理のために欠かせない仕事です。次の項目からは、帳簿付け=簿記の基本的な仕訳についてご紹介します。

ネットショップ・ECの経理

電卓と経理書類
帳簿上の仕訳の中でも、以下では「売上に関するもの」についてご紹介します。

売掛金

自社の商品・サービスなどを、「後払い(つけ)」で販売した場合の代金(=債権)を指します。

売上戻り

売上戻りとは、販売が済んだ商品・サービスに不具合・不良などがあり、返品された場合や返金を実施した場合の返金処理分を指します。

消耗品

仕事で使う道具や資材などで、使用するとなくなるものを指します。例えば、コピー用紙やメモ紙、清掃用品などです。購入したら「消耗品」の項目で資産扱いとし、使ってなくなった分は「消耗品費」の項目で費用として、使わず残っている分は「消耗品」という資産のまま決算処理します。

未払金

販売する商品以外のものを買掛(つけ払い)で購入した場合、未払金という仕訳で計上します。ちなみに、商品の購入(仕入)を買掛で行った場合は「買掛金」という仕訳になります。

ネットショップ・ECの帳簿のポイント

カードを見ながらPC操作する女性
開業から日が浅く帳簿付けに不慣れなときは、「この入金はいつ帳簿に書けば良いのか……」などと悩むことがあります。ここでは、さまざまな売上の事例を例にとり「売上計上のタイミング(いつ帳簿に記入するのか)」について、そのポイントをご紹介します。

カード決済やコンビニ決済の場合

「顧客は購入日に支払っているが、店への入金は後日になる」というケースです。この場合の仕訳は、「売掛金/売上高」としましょう。

代金引換の場合

「顧客は商品を受け取るとき支払いをするが、店側には1カ月分が配送会社からまとめて支払われる」ケースです。この場合の仕訳は「売掛金/売上高」とします。

銀行振込(先払い)の場合

先に顧客から代金が入金されたタイミングで商品を出荷するケースです。この場合の仕訳は「現金/前受金」、「前受金/売上高」とします。

上記では一般的なケースをご紹介しましたが、ネットショップの運営方針は企業・店舗ごとに異なる場合もあるでしょう。この事例に限らず、企業・店舗単位でよくご検討の上最適な記帳の手順をぜひ考えてみてください。

おわりに

今回は、ネットショップ開業にあたり初めて帳簿を付ける方のための、簿記に関する基礎知識を簡単にご紹介しました。
今は会計ソフトなどの利用で、仕訳など項目の選定がより楽にできる場合もありますが、勉強目的で初めは手書きの帳簿に挑戦してみるという方法もアリでしょう。手書き帳簿にある程度慣れてから、楽な会計ソフトへ移行しても良いですね。