スマホ対応にするなら注目!レスポンシブWEBデザインのポイント

電車でスマートフォンを触る女性

自分の経営している店舗やECサイトのWEBページをユーザーが使いやすいように改良する方法はいくつかありますが、その中でもぜひ検討したいのがWEBページのスマホ(スマートフォン)対応です。今やWEBページはパソコンから閲覧するだけではなく、多くの人たちがスマホから閲覧しています。ネットショッピングでさえ、スマホであれば通勤途中の電車内などからできるため、スマホ対応のWEBページはユーザーにとってとても利便性が高いのです。
今回は、WEBページをスマホ対応する際に注目したい、「レスポンシブWEBデザイン」のポイントをご紹介しましょう。

レスポンシブWEBデザインとは?

レスポンシブ表示

インターネットで表示するページはHTMLで作成されています。そして、HTMLのレイアウトを調整しているのが、CSSと呼ばれる仕組みです。CSSがパソコン用にしか設定されていない場合、パソコンから閲覧する分にはきれいなレイアウトで表示されますが、スマホから見るとパソコンと同じレイアウトで表示されてしまうため見づらくなってしまいます。スマホの画面はパソコンと比べてとても小さいため、パソコン用のレイアウトのままのWEBページではユーザーの使用感は非常に悪くなります。
レスポンシブWEBデザインは、このような問題を解決するためのWEBデザイン方法です。レスポンシブWEBデザインでは、自動的にユーザーの閲覧環境に最適なレイアウトを表示することができるようになります。つまり、パソコンでアクセスするとパソコン用のレイアウト、スマホで見る際はスマホ用のレイアウトに自動的に切り替えてくれるのです。レスポンシブWEBデザインは、これまで通りにパソコン用のページを維持しつつ、スマホから閲覧するユーザーにも対応できる非常に便利な方法です。

レスポンシブWEBデザインのポイント

レスポンシブ表示のスマホ

レスポンシブWEBデザインでスマホ用のWEBページを作る際には、気を付けるべき点がいくつかあります。今回はその中から特に重要な2つをご紹介します。

1.画像の使い方を検討する

スマホでWEBページを閲覧する場合は、パソコンに比べて通信速度が遅い可能性があるため、画像を多用していると表示が遅くなることがあります。結果的に、動作が重くなり、ユーザーによってはストレスを感じるかもしれません。そのため、スマホ用のWEBページはなるべく画像ファイルを使わないデザインにするべきです。矢印などの画像であればCSSで表現することができます。画像ファイルを使用する場合も、ファイルサイズをなるべく小さくするようにしましょう。

2.コンテンツを吟味する

スマホの画面は小さいため、表示するコンテンツの内容が多くなり過ぎないように気を付ける必要もあります。スマホ用のWEBページは、極力シンプルなレイアウトを心がけましょう。シンプルな画面で商品などを効率よくアピールするためには、多くの工夫が必要です。自分のWEBサイトで扱っている商品に応じて、どのような画面配置が良いかを検討してみてください。スマホ用のWEBページでは、シンプルでかつ機能的な操作感が求められます。商品を選ぶ際、簡単に対象商品をズームアップできたり、レジへの移動にストレスを感じさせないようにしたり、うまく設計することが大切です。

おわりに

スマホの普及に合わせて、ECサイトなどもスマホユーザーへの対応が求められてきています。パソコン用のWEBページを作る際とは異なり、スマホの小さな画面でいかに商品をアピールし、ページの表示や遷移で、いかにユーザーにストレスを感じさせないようにするかがポイントです。
レスポンシブWEBデザインは、パソコン用のWEBページをスマホにも対応させるための非常に便利な技術です。ぜひ活用して集客力をアップしましょう。