小売業の開業に必要なものとは?便利なツールもまとめてチェック!

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今回は、小売店(実店舗)の開業時に商品以外で必要となるものや、事前に行うべき諸手続きなどの準備事項についてご紹介します。
※この記事はPRを含みます

小売店を開業しよう!と考えている方の中には、具体的にどのような準備をすれば良いのか見当がつかずに困惑している方もいるかもしれません。

あらかじめ必要なもの・ことをまとめておき、ひとつひとつチェックしながら開店に向けて用意を進めましょう。

小売店開業に必要なもの(店舗・事務所編)

空いている店舗スペース

まず、小売店の開業には当然のことながら「場所」が必要です。ここでいう場所とは、店舗と事務所のスペースのことです。

店舗スペース

自宅を店舗や事務所にする場合を除いては、まず店舗スペースを新たに確保する必要があります。店舗にできる物件を自分で確保できる見通しがなければ、不動産業者などを通じて探し、契約を済ませておきましょう。

デザイン面に関しては、たとえ「居抜き物件(以前の入居者が使用していた事業設備などがあらかじめ整った物件)」であっても、内装・外装の整備が必要です。施工業者を手配し、開店までに余裕を持って工事を済ませられるよう手配しましょう。

内装を整備する際には、お客さまが快適に買い物できるような動線設計を行うことがポイントです。

事務所スペース

基本的なオフィス用品(レジ・必要書類・文具など)があれば足りるとは思われますが、事業によっても必要なものは変わります。事前にチェックリストを作成し、必要な物品の洗い出しを行っておきましょう。

小売店開業に必要なもの(備品編)

清算中のレジカウンター

ここでは、一般的な小売店を開業する際に必要となる備品についてご紹介します。事業内容や取り扱い商品などにより違いはありますが、目安として参考にしてください。

店舗スペース

  • レジ
  • 什器(商品の陳列棚)
  • 店内の雰囲気やイメージを演出するためのディスプレイ用品 など

事務所スペース

  • 机、椅子
  • パソコン、電話、FAX
  • 文具など、その他の事務用品 など

その他にも、飲食物を扱う場合は冷蔵・冷凍設備が必要になりますし、アパレルの場合は姿見やハンガー・マネキン、試着室用のボックスなどが必要になってきます。

また、事務所スペースで大量の書類を保管するためのスチール棚や、会議テーブルや椅子なども準備しておくと便利かもしれません。

他にも開業にはこんなものが必要

小売店を開業するためには、店舗内で使用する備品・消耗品にとどまらず、以下のような準備も必要になります。

広告、宣伝活動

チラシや地元の口コミ誌などで広告を出し、店舗のオープンに備えて事前に告知活動を行っておきましょう。またブログやSNSなど、書き込むだけで告知ができるネット媒体は低コストで効果的な宣伝活動ができるためおすすめです。

自社Webサイトをあらかじめ立ち上げておき、オープンの準備状況などが見える状態にしておくのも良いでしょう。

売上管理システム

帳簿などを毎月管理することが大変であれば、レジ業務と帳簿の記録、そして経営分析などをひとまとめにした売上管理システムを導入する方法もおすすめ。在庫管理と連携して動作するシステムなら、発注や仕入れの業務にも役立ちます。

開業の諸手続きも忘れずに

税務署への開業届の提出や、業種によって必要となる免許・許可証を受けておくことも忘れずに。開業届は開業日から1ヶ月以内に提出が必要ですし、常時5人以上の従業員を雇用する場合は社会保険事務所での加入手続きも必要です。

また、1人以上の従業員を常時雇用する際には、雇用保険・労災保険の加入手続きも行わなければなりません。

その他、翌年から行うことになる確定申告の際に、税制面で有利となる青色申告を行いたい場合は、開業届の提出から原則2カ月以内に青色申告承認申請書の提出も必要になります。

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おわりに

今回は、小売店の開業に備えてどのようなものが必要になってくるかをご紹介しました。店舗と商品、備品を用意すればとりあえず開店はできますが、ものを揃える以外に店舗の工事や諸手続きなど、ある程度の時間が必要な準備もあります。

開業直前になると準備が慌ただしくなります。直前になって焦ることがないよう、早め早めに準備を始めておきましょう。