起業に必要なお金は実際どのくらい?
起業には、自由を手に入れ好きなことができるといったメリットがある一方、収入が得られないリスクや借金のリスクも伴います。本記事では、初めて起業をする人の不安を解消するヒントを大きく3つに分けてご紹介します。しっかりポイントを押さえて事業を成功に導きましょう。
事業を興すということには、エネルギーも忍耐力も必要になります。漠然と今よりもっと稼ぎたい、カッコイイから始めたい、といった曖昧な理由ではきっと失敗してしまうでしょう。これから始める事業に熱意を持って働き続けることができるのか、一度しっかり考えましょう。
事業を始めようとしているなら、しっかり計画を立てビジョンを明確にしておきましょう。
もちろん、しっかり計画を練っていても事業がうまく行かないこともあります。ただし計画やビジョンが明確になっていれば、意思決定を求められた時や人を採用する時などの重要な局面で役立ちます。
起業に伴う一番の不安は、お金に関することでしょう。この不安を解消するヒントをご紹介します。
起業の際は助成金や補助金が受け取れることを覚えておきましょう。助成金や補助金は、融資と違って返済する必要がないのが特徴です。
例えば「小規模事業者補助金(日本商工会議所)」、「ものづくり補助金(中小企業庁)」、「IT導入補助金(経済産業省)」「キャリアアップ助成金(厚生労働省)」などがあります。各自治体が提供しているものもあるので、調べておきましょう。
このようにさまざまな助成金や補助金があり、数万~数百万円を返済不要で受け取ることができます。ただし審査が必要だったり支払いが後払いだったりといった制約もあるので、開業資金にするのは難しいです。開業資金は自分でしっかり貯めておきましょう。
家賃などの賃料や光熱費、通信費などの固定費を限りなくゼロに抑えるようにしましょう。これを抑えれば月に数万~数十万円を運転資金に回すことができます。
また、オフィスを構えたり備品を購入したりといった初期費用を抑えることも重要です。
起業には華やかなイメージがありますが、店舗や事務所は自宅や実家を利用したり、細かいお金をコツコツ節約したりといった、地道な努力も忘れないようにしてください。
起業してもすぐに軌道に乗るかどうかはわかりません。まずは安定的な収入を得つつ、副業で始めてみることをおすすめします。「週末起業」といったように、会社が休みの日から事業を始める人も多く見られます。
最初は売り上げが少なくても、利益を出せていれば問題ありません。徐々に事業を拡大しながら、黒字で事業を回せる仕組みを作っていきましょう。そして事業が安定するようになってから会社を退職し、事業一本に絞るのが賢明です。
また、リスクの低い事業から始めるのもひとつの方法です。例えばパソコンひとつあればできるようなネットショップやアフィリエイトなど、初期投資や固定費のかからない仕事から始め、徐々に事業拡大していく方法もおすすめです。
起業には特に金銭面に関してリスクが伴います。リスクを減らすためには、まずは小さく事業を始め、助成金などもしっかり活用しましょう。もちろん起業にはやりがいを感じたり、努力次第で収益をどんどん上げられたりといったメリットもたくさんあります。不安をひとつずつ解消し、利益を出せるようコツコツと努力していきましょう。