QRコード決済とは?仕組みや導入のメリットをチェック!

QRコードと飲み物

最近普及が急速に進んでいる「QRコード決済」。既に店舗への導入を決めている方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、QRコード決済の概要や仕組み、QRコード決済をこれから導入するメリットをご紹介します。QRコード決済の導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

QRコード決済とは?

QRコード決済自体は新しい決済システムなので、まだくわしくご存じない方も多いでしょう。ここでは、まずQRコード決済の概要についてご紹介します。

QRコード決済には主に2種類がある

QRコード決済は、「店舗提示型」「顧客提示型」の主に2種類に分けられます。それぞれのくわしい決済方法などについては、次の「QRコード決済の仕組み」でご紹介します。

政府によるキャッシュレス化施策と連動し普及している

2020年の五輪商戦を意識してか、海外で進むキャッシュレス化を日本でも進めようという動きがあります。また、2025年までにはキャッシュレス決済の比率を現状の2倍にまで引き上げることを政府が推奨しています。

日本は貨幣価値の安定性や治安の良さなどで現金決済がいまだ主流となっており、他国と比較してキャッシュレス化は遅れている傾向にありました。しかし近年のインバウンド需要の増加やスマートフォンの多機能化などで、キャッシュレス決済を見かける機会も増えています。中でもQRコード決済は身近なキャッシュレス決済方法として、さらに普及すると考えられています。

QRコード決済の仕組み

QRコードを読み取るスマートフォン

それでは、QRコード決済の仕組みについてご紹介します。

店舗提示型

店舗のレジで決済時にQRコードを提示し、それを購入者が所定のスマホアプリなどで読み取り、決済を実施する形式です。店舗側でQRコードを読み取るための機器を導入しなくて良いため低コストであるというメリットがあり、日本に先駆けてアジア諸国でも普及が進んでいる決済方法です。

顧客提示型

レジにおいて購入者が所持する専用アプリでQRコードを表示し、それを店舗側のPOSなどで読み取って決済を実施する方法です。クレジットカード決済との共通点が多く、レジ処理の時間短縮に有効なため日本でも急速に普及が進んでいます。

QRコード決済のメリット

レジと手に乗せたお金
ここでは、店舗側がQRコード決済を導入するメリットについてご紹介します。

現金の取り扱いを減らせて釣り銭を少なくできる

多額の現金を管理することにはリスクが伴いますが、QRコード決済によってキャッシュレス化が進めば管理する現金を少なく、レジを締める作業の手間も軽減できます。

訪日外国人がお金を使う機会が増える

海外では日本よりもキャッシュレス決済が普及している国が多く、特に中国ではアプリによる決済方法がかなり一般化しています。そのような背景から、もともとQRコード決済に慣れている観光客も多く、訪日した際にもQRコード決済ができれば出費に抵抗を感じないでしょう。そのため、より多くのお金を使ってくれる機会が増えることが期待できます。

キャンペーンによって低コストで導入できる場合も

QRコード決済の普及を進めるため、現在は店舗での導入に際してもさまざまな特典が設けられることがあります。キャンペーンなどで、導入コストを抑えることができるかもしれません。初期費用の高さや維持費の問題でキャッシュレス化に踏み切れなかった店舗も、今なら少額でQRコード決済を導入できるチャンスといえそうです。

おわりに

今回は、海外から普及が進み日本でも増えているキャッシュレス決済の方法の1つ「QRコード決済」について、その仕組みや店舗や事業主で導入するメリットについてご紹介しました。
本文で触れたとおり、QRコード決済にも複数の仕組みや運営事業者が存在します。お店に合った事業者や手段を選んで、店舗経営にプラスになるようキャッシュレス化を進めていくと良いでしょう。