店舗経営の売上管理とは?入金管理&出金管理の方法を総チェック!

レジとお金を持つ手

店舗を経営していくには、日々の入出金を管理することが欠かせません。お店を営業している以上、毎日何かしらのお金に関する問題点や改善点が出てきます。その原因をいち早く把握し、対策を打つために売上管理で得られたデータが役立つのです。
今回は、売上管理(入金管理・出金管理)の方法や、入出金についてさらに効率よく管理するためのポイントなどをご紹介します。

そもそも「売上管理」とは?

まずは、売上管理とはどのようなことをするのかについて、ご紹介します。

売上管理とは

店舗における販売管理の一環として、売上を目標まで伸ばすために、毎日発生した売上を管理・分析することを指します。販売した数量や金額のほか、売上を出すために支出があった場合はそこまで把握し、問題や要改善項目があれば対処を講じます。

売上管理はなぜ必要?

売上に関する毎日のデータを取っておくことで、店舗の現状が把握しやすくなります。例えば、数週前よりも売上が落ちていたり、利益率が下がっていたりすれば「何が問題なのか」をすぐに確認でき、その後の対策に落とし込むことがスピーディーにできるのです。

店舗の入金管理方法

タッチパネルとタッチパネルを操作する手
ここでは、店舗における入金管理の方法についてご紹介します。

入金管理の方法

基本的には売上が発生するたびに、入金を手書きで帳簿に付ける方法を採って問題はありません。しかし、手書きの作業にはミスも付きもの。ミスに気付いて書き直しや再計算を行う手間を回避するためには、さまざまな工夫が必要です。以下では、入金について効率よく管理するための方法をご紹介します。

効率よく管理するポイント

最近ではレジにPOS(Point of sale system:販売時点情報管理)を導入して、帳簿への記載から売上分析までを任せる店舗も増えています。売上が発生すればレジへの打刻と同時に記帳されるため、データでの売上管理が可能です。POSがあれば多くの店舗の売上をリアルタイムで確認できますし、データ保管する形にしておけば保管義務のある帳票類も場所を取らずに保管しておけるなど、多くのメリットがあります。

売上管理をすべて手作業で行っていると、単純な計算ミスなどケアレスミスが起こる可能性もゼロではありません。その点、POSによるデータ化を活用すれば、計算ミスはなくなるため効率的かつ正確な売上管理が可能になるのです。

店舗の出金管理方法

クレジットカードとレシート

前の項目では入金管理をご説明しましたが、ここでは出金管理についてご紹介します。

出金管理とは?

現金出納帳で「支払」の項目に記入するものが出金です。経費として店舗のお金を支払ったら、その金額を「支払金額」に記入し、「摘要」に相手先の名前と出金内容を記入します。
このように経費にどれくらいお金をかけているのかを記録することが、利益を得るための施策・対策につなげる作業が「出金管理」です。

効率よく管理するポイント

出金の場合はレシートなどを保管する必要があるため、それらの扱い方をきちんと決め、あとで分類する面倒がないようにしておきましょう。
また、支払いにはなるべく現金を用いず、事業用のクレジットカードやデビットカードなどを用意しておくとさらに効率化できます。

おわりに

今回は、店舗経営に欠かせない「売上管理」について、入金・出金の両方から管理方法をご紹介しました。
昔は入出金を手書きで帳簿に付けて管理することが主流でしたが、今ではPOSや会計ソフトなどで早くミスなく処理・記録が可能です。特にPOSを導入すれば、入出金に関する管理のほか在庫管理まで一元化でき、かなり効率の良い売上管理が可能になるでしょう。
経営状況をリアルタイムで可視化できる分析機能を備えているものも多く、店舗の状況を常に把握できるため、効率的な売上管理をしたい場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか。