エステ・ネイルサロン|開業時に必要な経理の知識(会計・帳簿など)

ネイルをしてもらう女性

エステ・ネイルサロンの開業するにあたり「経理などの知識も身につけないと!」と考えている方は多いはず。表計算や会計のソフトが普及し、経理は想像しているほど難しくはなく、意識すべきところを把握すれば、経理がよりスムーズになります。
今回は、エステ・ネイルサロンにおける経理の知識についてご紹介します。

エステ・ネイルサロンに必要な経理の知識

経理計算中の女性
店舗経営について常に把握するためには、日々出入りするお金をしっかり管理することが大切。エステ・ネイルサロンを経営するためには、特に以下に気を付けましょう。

お金の出し入れを日々帳簿で管理する

帳簿は入金・出金があったらその都度必ず付けるようにしましょう。サロン業務は飲食店などとよく似ていて「現金主義」といわれています。売上日報には必要項目を漏れなく盛り込み、すべての項目をひと目で把握できるようにしておけば確認作業が楽です。

経費を記録する(何にいくら使ったのか)

経費もその都度記録しておき、後回しは避けましょう。あとから記入しようと思っても、何にいくら使ったか把握しにくいためです。
現金が動くサロンでは、売上をその日のうちに帳簿に付けることが基本。これらの記録をこまめに取っておけば経営改善にも役立ちますし、税金の申告の際にも困る可能性も低くなるでしょう。

エステ・サロンの帳簿のポイント

経理に慣れていないと、日々の帳簿はどのように付けて良いのか分からない、という方もいるでしょう。ここでは、帳簿付けで悩みがちな事例を挙げ、それぞれのケースで記入するためのポイントをご紹介します。

サービス料金の値引きはどう記入する?

サービス料金を値引きした場合は、値引き前の額を記入すべきか、値引き後の金額を書くか迷うかもしれません。どちらを記入しても間違いではありませんが、お金の流れを把握しやすくするためには売上を値引き前の金額とし、値引き分を「戻り高」とすると良いでしょう。

クレジットカード払いの支払い分は?

その日の売上にできますが、実際には未入金のため「売掛金」として出金計上します。

回数券を販売したときの勘定科目は?

回数券は「これから売上になる予定のお金」です。売上としては計上せず「前受金」として計上しましょう。

回数券を利用してサービス料金が支払われたときは?

回数券の代金はすでに前受金として預かっているため、売上として計上しておき今回支払われた分を前受金から差し引きます。

経理(会計・帳簿)の総まとめ「確定申告」

電卓と確定申告書類
年に1回必要な「確定申告」。経営者の方にとっては、1年間の会計の総まとめのような作業です。帳簿を日々正確に記入できれば、売上や仕入に関してはあまり心配ないはずが、気を付けたいのは経費について。確定申告をスムーズに行うため、以下のことに注意しましょう。

経費とそうでないものはどう分ける?

経費とプライベートな支出は、明確に区分することが基本です。そのためには、経費の口座とプライベート用の口座を分けることがおすすめ。これだけでも、かなり経費に関する処理が楽になります。分けられないもの(携帯の通信費など)は、利用する割合に応じて案分して計算しましょう。

青色申告と白色申告の違い

開業届を済ませたサロンなら「青色申告」を選択できます。青色申告と白色申告の違いは、簡単にいうと「税法上の優遇を受けられるかどうか」です。
青色申告は複式簿記が必要で手間はかかりますが、最高65万円までの特別控除をはじめとする特典を受けられるのです。あらかじめ「青色申告承認申請書」を税務署へ提出し、準備しておきましょう。

おわりに

今回は、エステ・ネイルサロンでの経理の基礎知識をご紹介しました。
サロンの安定経営を目指すには、日々の現金の流れをつかんでおくことが肝心。美容業界向けの経理に関するセミナーなども開催されているため、開業が決まったら業務を実際に始めるまでに勉強しておくのもおすすめです。