【飲食店】キャッシュレス決済導入で外国人観光客の集客率アップ

キャッシュレス決済導入

観光地では、海外からの観光客を見ない日はありません。今後も増加すると予想されており、飲食店の集客にも外国人観光客の取り込みが非常に重要です。
この外国人観光客を取り込む大きなポイントに、「キャッシュレス決済」が挙げられます。
本記事を参考に、ぜひキャッシュレス決済の導入を検討してみてください。

キャッシュレス決済を導入して外国人観光客の集客率を上げよう

現在、国際的にキャッシュレス決済がどんどん進んでいる状況です。日本におけるキャッシュレス決済は、国際的に見ても遅れている状況ですが、世界にはキャッシュレス決済がメインである国もあります。
このような状況もあり、日本を訪れた際に、キャッシュレス決済の利用を前提としている外国人観光客も少なくありません。そのため、キャッシュレス決済を導入していないことによって、キャッシュレス決済の利用層からの集客が難しい状況になる可能性もあります。
しかし逆に、キャッシュレス決済を導入することで外国人観光客の集客を見込めるとも考えられます。政府も2020年を目処に、「主要観光地におけるキャッシュレス決済対応100%」を目標としています。
欧米や韓国では、クレジットカードやデビッドカードの利用者が多く、中国ではスマホ決済の利用者が多いなど、国によって主に使用されるキャッシュレス決済は違ってきます。
お店の客層や呼び込みたい客層の国のキャッシュレス決済に合わせて、どのキャッシュレス決済を導入するか決めましょう。

キャッシュレス決済を導入して外国人観光客の集客率を上げよう

キャッシュレス決済を導入するメリット

外国人旅行客の取り込みが可能に

外国人観光客が飲食店を選ぶ際、キャッシュレス決済が利用できるかも大きな要素として挙げられます。そのため、キャッシュレス決済の導入により、決済方法でお客を失うという可能性をなくすことが可能です。

現金の管理が不要

日々の現金管理業務から解放されるメリットもあります。お金のやりとりが不要なため、会計間違いなど、トラブルにつながるミスを減らすことも可能です。
レジ締め作業やお釣りを用意するために銀行に行くなど、現金を扱う業務がかなり減るため、業務の効率化にもつながるでしょう。

犯罪防止につながる

現金を店舗に置いたり持ち歩いたりする必要がありません。このことから、現金を盗まれるといった犯罪の抑止にもつながると考えられます。

ポイントシステムが利用できる

政府では2019年の消費税増税に合わせて、利用者が中規模店舗でキャッシュレス決済を使用した場合に利用額の2%をポイントで還元する制度を検討しています。この制度が導入されれば、消費税増税によって顧客の足が遠のくことも防げるでしょう。

主に外国で使われているキャッシュレス決済の種類

外国で使われているキャッシュレス決済の種類

外国では「クレジットカード」「デビットカード」「電子マネー」「QRコード決済」が多く利用されています。それぞれの決済方法について見ていきましょう。

クレジットカード・デビットカード

欧米ではクレジットカードやデビットカードが多く使用されています。また、キャッシュレス決済の比率が高い韓国で利用されているのもクレジットカードです。韓国ではクレジットカードで決済を行うと利用者・店舗双方でメリットを得られる政策を政府が推し進めたため、クレジットカードの利用が増加しました。
中国では「銀聯カード」が多く利用されています。決済を行うと、銀行口座から直接利用額が引き落とされるデビットカードスタイルのものです。

電子マネー

専用のカードやスマホアプリに現金をチャージして利用する方法です。
クレジットカードを連携させる方法もあります。中でも「VISA payWave」は国際的に用いられている電子マネーです。日本ではまだあまり知られていませんが、海外では日常的な決済方法として利用されています。

QRコード

中国では、「Alpay」と「WechatPay」と呼ばれる、QRコードを使った決済も主流となっています。QRコードで決済をする方法は、「店舗側で用意しているQRコードを、顧客がスマホで読み取る」または「顧客が金額を自分で入力してスマホに表示されたQRコードをお店側が読み取る」という2つの方法があります。
中国以外には、シンガポールでもQRコードによる決済が多く利用されています。

おわりに

増加する外国人観光客を積極的に取り込みたいと考えている場合、キャッシュレス決済の導入は必須です。さまざまな決済方法があるため、まずどんな方法があるか知ることが大切です。その上で、実際にどの決済方法を導入するのかを決めていきましょう。