起業に必要なお金は実際どのくらい?
今回は主婦や副業として自宅開業したい方に向けて、メリットや注意点をはじめ自宅で開業できる職種や仕事をご紹介していきます。
自宅で開業を検討する場合は、開業前後のメリットやデメリットも把握した上で準備を進めることが大切です。また、開業のポイントだけでなく、自宅開業におすすめの職種についても知っておきましょう。
自宅で開業する前に、まずは自宅開業特有のメリットと注意点をおさえておきましょう。自宅開業のメリットと注意点をそれぞれ解説します。
仕事内容にもよるとは思いますが、自宅開業は基本的に営業時間や連絡対応可能時間を調整しやすく、家事や育児で忙しい主婦にもおすすめです。
例えばネットショップの場合、営業時間をあらかじめショップに記載しておけば営業時間外に対応する必要はありません。webデザイナーなど受託方式の仕事は、クライアントのスケジュールに合わせなくてはなりませんが、自分の生活リズムと合わなければ、取引しないという選択肢もあります。
冬場になるとインフルエンザが流行したり、寒さで風邪を引いたりと体調を崩しがちです。
自宅開業なら通勤のために満員電車やバスに乗る必要がなく、外で作業する機会が減ります。そのため、ウイルスの感染リスクを少しでも抑えることが可能です。
また、作業途中で体調が悪くなっても自宅であればすぐに休むことができますし、少し休んでから作業を再開するなど自分のペースで働くことができます。
自宅開業は、自宅で使用した光熱費などを経費として計上できるのも大きなメリットといえるでしょう。
自宅を店舗や事務所として使用している場合は、水道代や電気代、家賃(家事関連費)の一部を事業に必要な支出として計上できます。計算方法は、土地面積や消費電力、通信料金などから仕事に使用した各費用項目を割り、算出する仕組みです。
判断が難しい場合は、税務署へ相談しましょう。
自宅開業はオフィスや事務所と違い、家庭用電源や通信設備を利用しているため比較的脆弱です。業務用の機器などを導入する場合は、別途工事などが必要になる場合があります。
また、セキュリティ面にも注意を払いましょう。仕事で使用しているパソコンやスマホ、USBメモリなどをプライベートと共用にしている場合、思わぬ操作ミス・紛失で情報流出してしまう可能性もあります。自宅で仕事を始める時は、セキュリティ対策や災害対策も考えることが大切です。
自宅で開業するというこよは、平日・休日に関わらず、自宅で過ごすことになります。毎日自宅で過ごしていると、風景が変わらない・人と関わらない状況が続き、人によっては次第にストレスが溜まる可能性もあります。
また、事業アイデアを生み出すためには、世間や社会の動きを知ることも大切です。自宅で仕事をしていても、積極的に外へ出る機会を作りましょう。休日は必ず外出するなど、ルールを作るのもおすすめです。
自宅で開業できる仕事の中には、資格不要・未経験から始められる職種もあります。主婦の方や副業として始めたい方にもおすすめの、自宅で開業できる仕事をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
自宅で開業できる仕事は多岐にわたり、どれもビジネスとして成立しています。
初期費用については、自宅を店舗や教室にする場合とインターネットを活用する場合で大きく変わります。
開業して軌道に乗るまでのことを考えると、少なくとも半年分の生活費は用意しておきましょう。
自宅開業の中には、資格がいる職種や取得している資格を活かした仕事もあります。
例えば女性に人気のあるまつげエクステサロン(マツエクサロン)は美容師免許を活かした仕事ですし、ファイナンシャルプランナーはFPの資格が必要です。
主にサロン・美容系や医療関係、コンサルティング系は、資格が必要になることが多いといえるでしょう。資格が必須の仕事もあるため事前に確認しておくことが大切です。
また、自宅開業で人気のあるネイルサロンや整体院などは資格の有無に関係なく開業できますが、お客さんから信頼を得るためにも取得しておくことをおすすめします。
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自宅で開業するメリットや注意点をはじめ、おすすめの職種や資格が必要な仕事もご紹介しました。自宅開業で何をしようか迷っている方は、まずは興味のある職種から候補を出して、初期費用や必要な技術・資格も確認した上で、自分のライフスタイルに合っているのかしっかりと検討しましょう。