マツエクサロン開業について徹底解説!開業資金や資格など

マツエクサロン開業

近年、需要がどんどん高まっているのがマツエクで、それに伴いマツエクサロンが増加し、個人で開業する方も増えています。しかし、マツエクサロンは場所や備品を用意したからといってすぐに開業できるものではなく、いくつかの事前準備が必要です。
実際にはどのような準備が必要なのか、見ていきましょう。

マツエクサロンの開業資金はどれくらい?

マツエクサロンの開業資金

それではまず、マツエクサロンを開業するに当たっては開業資金がどれくらい必要になるのか見ていきましょう。

賃借料、内装費

賃借料や内装費は、物件を借りるエリアやどの程度の内装加によって変動します。
ご自宅の一室を改造してサロンにするにしても、必ず内装は整えておかなくてはなりませんので、必ず事前にどれくらいの費用が必要なのか調査しておきましょう。
賃借料や内装費にコストをかけられない場合には、レンタルサロンという方法もあります。一室を何人でシェアすることになるため、少ない資金で営業場所を確保することができます。

設備

マツエク施術用ベッド、照明、施術時に使用するデスクや施術時に座るスツールは、最低限必要です。これらは種類によってそれぞれに価格が異なりますが、最低でも100万円程度はみておく必要があるでしょう。

マツエクサロンの開業に必要な資格

マツエクサロンの開業に必要な資格
2008年以前では、無資格者でもマツエクの施術を行うことが可能でした。
しかし、美容の知識があまりない方による施術でトラブルが続発したことを受けて、2008年に、マツエクのみの施術でも国家資格の「美容師免許」が必須になりました。
美容師国家試験を受験するためには、美容師養成機関に2年間通学しなくてはいけません。美容師免許を取得していない方は、まずは美容師養成機関に通学して、美容師免許を取得するところから始めましょう。
また、美容師養成機関では美容師国家試験受験に必要な知識を学ぶことはできますが、マツエクの技術までは学ぶことができません。
マツエクサロンで技術者として独立するのなら、時間を見つけてアイリスト向けの講習などを受けておくことをおすすめします。

マツエクサロンを開業する前に用意しておくべきもの

マツエクサロン開業に当たっては、設備だけでなく以下の備品を用意しておく必要があります。

備品

最低限必要な備品は以下の通りです。

・人工まつ毛
・ツイザー
・グルー
・プライマー
・グルー
・コーム
・スクリューブラシ
・手鏡
・綿棒
・エアブロア
・ブランケット(お客様の膝掛け用)
・サージカルテープ

最低限これらの備品が必要で、全ての合計額は15~20万円前後と考えておくのが妥当でしょう。特に人工まつ毛はカールの種類やカラーが豊富ですので、市場を広げるという意味ではできるだけ多くの種類を用意しておくことをおすすめします。

マツエクサロン開業には届け出が必要!

マツエクサロンを開業する前には、必ず以下の届け出を提出しておきましょう。それをしておかないと「無許可営業」で営業停止または廃業を余儀なくされるリスクが高まります。

美容所開所届

美容所開設届を保健所に提出しておきましょう。この書類を提出すると、後日「美容所確認済証」という書類が送付されてきます。
この書類を受け取った時点で美容所としての認可が下りたことになり、サロンオープンという運びになります。

おわりに

マツエクサロン開業には国家資格の「美容師免許」が必要ですので、資格の取得がお済みでない方は、まずは資格を取得しましょう。
マツエクサロンというと簡単に、お金をあまりかけずに開業できそうな気がしますが、実際には保健所へ届け出を出したり、営業場所や設備を用意したり、備品を用意したりと、いろいろと手間と費用がかさみます。
これからマツエクサロンを開業したいという方は、今回ご紹介した内容をよく確認した上で、開業準備を進めてみてくださいね。