小売店(物販)に必須の決済方法「キャッシュレス化」に対応しよう

カフェでカード支払い

現金を必要としない支払い方法「キャッシュレス決済」。公共交通機関の交通系電子マネーや、「おサイフケータイ」など、以前に比べだいぶ私たちに身近な存在になりました。今後ますます活用シーンが増えることが見込まれています。そこで今回は、小規模小売店がこれらのキャッシュレス決済に対応するための手引きについてご紹介します。

キャッシュレス化とは?

ここでは、「キャッシュレス」「キャッシュレス化」について、簡単にご紹介します。

キャッシュレス決済のさまざまな手段

キャッシュレス決済にもさまざまな種類があります。

・クレジットカード
・電子マネー
・デビットカード
・スマホ決済(おサイフケータイ、Apple Payなど)

クレジットカード決済は、数十年前からあったキャッシュレス決済の手段ですね。旧来のものから最新のものまで、さまざまな手段・方法でキャッシュレス決済が実施されていることが分かります。
大規模ではない小売業の場合、このキャッシュレス対応ができているかいないかで、業績に直結する可能性も。潜在的なニーズは必ずありますし、競合店との差別化にもなるためメリットにつながります。

キャッシュレス化とは?

コインと矢印
ここでは、規模の小さい小売店がキャッシュレスに対応するメリットについてご紹介します。

売上単価が上がる可能性

キャッシュレス決済ができれば、手持ちの現金の額にかかわらず支払うことが可能です。そのため、1人当たりの売上単価を向上させられる可能性があります。

売上の機会を増やせる

こちらも、手持ちの現金に関係なく購入を検討できるため、単価が上がるだけではなく売上の機会自体を増やすことにもつながるでしょう。

決済のスピード化

現金決済の場合、お客さまが小銭を出すのに手間取ったり、会計の打ち間違いがあったりなど少しのトラブルで時間がかかってしまうこともあります。
キャッシュレスであれば決済の際に起こり得る無駄を省くことができるため、決済がスピーディに、回転も速くなり売上アップにつながるでしょう。

インバウンド需要への対応

海外ではキャッシュレス決済が当たり前になっている国も多く、あまり現金を持たずにやってくる観光客も一般的です。それらの渡航者にも販売のチャンスを与えられるため、売上を作るきっかけになります。

キャッシュレス対応の注意点

コストブロックを運ぶブルドーザー
キャッシュレス決済には多くのメリットがありますが、小売店がキャッシュレスに対応する際には注意すべきポイントもあります。ここでは、キャッシュレス決済に対応する際、小売店が気をつけるべきポイントをご紹介します。

導入にコストがかかる

クレジットカードの場合は、小売店がカード会社に加盟する際にコストがかかりますし、電子マネーなどの場合も端末の導入・維持に際してコストがかかることに注意しましょう。

情報が漏れるリスク

電子決済などを利用する場合は、情報漏えいが不安という方も多いでしょう。導入時には、セキュリティ対策が整った決済システムを利用するなど自主的な対策を講じる必要が出てきます。

端末操作の手間

新たに端末などを導入しキャッシュレス化を図る場合は、専用の端末やシステムのオペレーションや管理が必須。全従業員に使い方を教える必要があるため、オペレーションの難易度が高くないものを選ぶことも大切なポイントです。

おわりに

今回は、小規模小売店でキャッシュレス決済に対応することのメリットや、注意点についてご紹介しました。
特に、キャッシュレス化に伴ってかかるコストが心配という方は多いでしょう。最近では、複数のクレジットカード会社との契約をまとめられる、カード決済代行サービスなども人気を集めています。
低コストで安心な手段を選択の上、キャッシュレス化できる方法を選びましょう。