整骨院開業|ヒントは居抜き物件活用にあり?!物件の選び方ガイド

テーピングを施す人達

整骨院開業に際し、どのような立地、物件を選んでオープンするかはその後の経営に大きく影響します。患者さんがたくさん来てくれる整骨院にするためには、ターゲットに合わせたロケーションや店舗づくりを考えることが重要です。
そこで今回は、整骨院を新規で開業する際の物件選びについてご紹介します。

いざ整骨院開業!物件の探し方

ターゲット探し

整骨院開業に際し、適した物件を探すにはどのような方法があるのでしょうか。

不動産業者に問い合わせる

開業を希望する地域の不動産業者を訪ね、整骨院に向いている物件を探す方法です。

インターネットで物件探しをする

あらかじめインターネットである程度目ぼしい物件を探しておき、Webサイト経由で不動産業者に問い合わせて物件を探す方法です。

このように、物件探しには複数の手段がありますが、いずれも「自分の目で物件自体を見て確かめておく」ことは忘れないようにしてください。
情報だけ聞いていても、実際に見てみたら想像と違ったという事態もありえます。

整骨院の物件の選び方

物件探しをしている様子
整骨院を開業する際には、ターゲットとする患者の層(性別や年齢層など)をあらかじめ想定し、それにマッチした物件を探すことが大切です。
例えば、スポーツをしている中・高・大学生なのか、あるいは体の調子を整えたい高齢者を対象にするのかによって、適した立地やロケーションも変わってくるためです。

人通りが多いところやライバルの整骨院が少ない場所などをよく考えながら、候補となる地域を絞り込んでいきます。
ターゲット層が多いエリア(オフィス街、駅前、学校の近くなど)の中で、予算に見合う物件を見つけましょう。ターゲット次第ではショッピングモールの近くや、モール内のテナントを選択するというのも1つの手です。

居抜き物件も検討の価値あり!

整骨院を開業する際には、「居抜き物件」に注目してみる方法もおすすめです。整骨院の居抜き物件とは、前の入居者もそこで整骨院を営んでいた物件を指し、ある程度設備や内装が整骨院の開業に向いている場合もあります。
以下では、居抜き物件のメリットと注意点をご紹介します。

居抜き物件のメリット

前の入居者が残した内装や備品がそのまま使えるケースなら、開業費用を若干浮かせられる可能性があります。整骨院に必要な治療器具を購入するとなると、それなりの費用がかかります。もし備品をそのまま使うことができれば開業費用をかなり抑えることが期待できます。

また、近隣住民の認知度がすでに高いという点もメリットになり得ます。以前の整骨院を閉めてしまったことを残念に思っていた患者さんがいる場合、「新しい整骨院が同じ場所に開院した」となれば来院してくれる可能性は十分あるでしょう。

居抜き物件の注意点

前の入居者が、なぜ閉院に至ったのかを確認しておくことが大切です。「家族の都合」や「経営者自身の事情」、「多忙な事業ペースを見直すための移転」などであるなら、物件取得にあたりさほど問題点はないでしょう。しかし、「来院者が伸び悩んで閉院した」ということであれば、立地や来院のしやすさに問題がある可能性もあるため注意してください。

いざ開業しても、「思っていたより人通りが少ない」などの事態になれば、さらなる経営努力が必要になります。立地やロケーション、店舗の雰囲気や利用のしやすさなどを十分に考慮し、問題のないことを念入りに確認することをおすすめします。

おわりに

今回は、整骨院の開業にあたって必要となる物件探しのポイントについてご紹介しました。整骨院の安定経営に向けては、「患者さんに好かれる院」になることが何より大切ですが、そのための要素には通いやすさや立ち寄りやすさなども含まれます。
患者さんにとって身近な存在にいち早くなれるよう、居抜き物件などさまざまな条件を考慮に含めながら物件を探してみると良いでしょう。